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パワーメーター始めてみませんか? Vol.1
2025年6月9日
皆さんこんにちは、スタッフ川崎です。
今月の当店イベントでは初の試みである「はじめてのパワーメーター講習会」を行う予定です。〈6/29(日)〉
パワーメーターがどんどん身近になっている今日、その魅力や使い方などを知っていただいて、導入のきっかけにしていただけたらと思います。
それに先駆け「パワーメーターとは?」「使うと何ができる?」「どんな種類がある?」といった内容を数回に分けてご紹介していきます。
まだまだ謎多きパワーメーターについて、少しでも解像度を上げるお手伝いができればと思います。
Vol.1となる今回は、「パワーとは何か」そして「使うとどんなことができるのか」についてご紹介します!
パワーメーターって何?
「パワーメーター」と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?
「めちゃくちゃトレーニングしてる人が使うもの」「あれば良さそうだけど値段が…」などなど
ひと昔前に比べると浸透はしてきましたが、やはりまだ身近なものとは言えないという印象もあります。
ずばりパワーメーターを一言でいうと
「ペダリングの力を”数値”で見える化する装置」
です!
もう少し嚙み砕くと、「自分がどれだけ力を出しているか(ワット数)をリアルタイムで教えてくれるもの」とも言えます。
メーカーも種類も様々です
パワーメーターを使うとできること
では自分の力が数値として見えるようになれば、どんなことができるのでしょうか?
実はパワーを測るだけでできることはグッと増えます!
1.自分の出力(パワー)を正確に把握できる
まずは基本の「き」、「今どれくらい力を出しているか」がワット(W)で表示されます。
例えば”時速”で頑張りを確認することも指標の1つとしてあると思いますが、向かい風だと当然速度は落ちますし、追い風だと楽ですよね。
そうなると「今日はどのくらい頑張ったのか」、「しっかりトレーニングできたのか」が曖昧になってしまいます。
しかしパワーメーターは自分の力が数値として出てくるため、外的要因に左右されず、絶対的な基準を持ちながら正確に走ることができます。
2.効率的なトレーニングができる
FTP(Functional Threshold Power)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
簡単に言うと、「自分が1時間ギリギリ維持できるパワー」で、パワーメーターがあればFTPを計測することができます。
FTPがわかれば自分のトレーニングゾーン(L1~L7)を正確に把握でき、目的に沿ったトレーニングを行うことができます。
◎ダイエット目的で運動するなら、脂肪が主なエネルギー源になるL2が最も効果的と言われています。
そこでパワーメーターがあれば狙ったトレーニングゾーンで運動できるというわけです!
3.疲労度の管理がしやすい
自転車に乗るうえで避けられないものに”疲労”がありますよね。
またまた3文字のアルファベットでTSS(Training Stress Score)というものがあります。
簡単に言うと、「トレーニングの負荷(疲労度)を数値化したもの」で、先ほど説明したFTPをもとに算出されます。
疲労度を知ることで、「今日は軽めに」「明日は追い込もう」などの判断材料を得ることができます。
◎TSSは「点(points)」で評価されます。
例えばその日150~300TSS(中強度)であったならば、明日には少し疲労がのこるから、明後日乗ろうかなと判断できます!
4.ペース配分がしやすくなる
誤解されがちですが、パワーメーターの恩恵が得られるのはトレーニングをする人だけではありません!
実はそうでない方にとっても強い味方になります!
想像してみてください…
初めて行くようなロングライドや坂道が多いところに挑戦しようと思った時、
「どのくらいのペースで行けばいんだろう」「途中で力尽きないかな」と心配になりませんか?
しかしパワーメーターがあれば、序盤の元気な状態や上り坂でついつい力を出しすぎてしまうといった感覚頼りでは気付かない「無駄な消耗」を防ぐことができます。
5.フォームやペダリング効率の改善に役立つ
これはパワーメーターの種類にもよりますが、両足のバランス(左右差)やペダリングの滑らかさをみることができます。
例えば左右差が60:40と大きな差がある場合は、身体の歪み(骨盤や背骨など)が原因の一端になっている可能性もあります。
もし長距離乗っていつも片脚だけ痛みが出るといった場合も、左右差が原因となっているかもしれませんね。
フォームやペダリングの改善ができれば、より効率的に自転車を進めることに繋がります。
6.進歩を数値で実感できる
これがわかりやすくパワーメーターを使って1番嬉しいことかもしれません。
先程も説明したように自分のパワーを数値としてみることができるため、感覚ではない成長を実感することができます。
モチベーション維持にも効果大です!!!
パワーメーターで走りの幅、楽しみが拡がる
かつてこんな話を聞いたことがあります。
「パワーメーターってパワー測るだけでしょ」
確かにパワーメーターの解像度が低いとそう思われても仕方ないかもしれません…
しかし!!!
今ならもうお分かりになっていると思います。
パワーメーターはパワーを測ることが”目的”ではなく、走りの幅や楽しみを拡げるための”手段”であると!
「今より速くなりたい」「登りのタイムを縮めたい」「もっと遠くまで行ってみたい」
パワーメーターはそんな想いを叶える手伝いをしてくれるでしょう。
ただやはり高価なものですし、種類も多く導入が難しいというのも事実です。
「はじめてのパワーメーター講習会」では、きっと店長がもっと噛み砕いてわっっっかりやすく説明してくれます!(勝手にハードル上げておきます笑)
迷っている方や今後検討したいという方の手助けになれば幸いです。
もちろん講習会以外でも遠慮なくお尋ねくださいね。
それでは今回はここまで!
次回はパワーメーターの種類についてご紹介します!