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「IDマッチ クリートフィット」始めました!~クリート位置はすべてのフィッテイングの基本になる~

「IDマッチ クリートフィット」を正式にスタート

先日のイベントでも大変反響をいただきました

広島県東部初「IDマッチ クリートフイット」のフィッティングサービスを正式にスタートすることになりました。

正しい姿勢、正しいフォームの基本は「足」

クリートのフィッティングはあらゆるフィッティングの基本になります。

初めてビンディングシューズを履かれる方からレース志向の方まで、ぜひお試しいただければと思います!

【費用】
IDマッチ「クリートフィット」3,300円

(2足目以降は1足につき1,100円)

※フィッティングは裸足で行います

※フィッティングご希望の方は事前にお電話いただけると大変有難いです

クリート位置はすべてのフィッティングの基本になる

クリートの位置が決まるとサドルの高さや前後位置が決まり、ハンドル位置も決まる。つまり建物で言えば基礎であり、クリート位置が理想とはほど遠い場所についていては理想的なフォームの実現はできない。

IDマッチはバランスポイントと呼ばれる位置を特に重視し、科学的なデータと最新の知見に基づいてフィッティングを行う。バランスポイントとは、体勢を安定させるのに不要な力を使わず、必要なときにすぐ動ける足のポイントのこと。
ここにクリートをつけることで、最もスムーズなペダリングができる。具体的には、巡航時など筋力を温存すべきシーンでは無駄な力を使わず、アタックやスプリントの時など必要なときにはすぐに最大の筋力を発揮できる。

イタリアのセライタリアグループのIDマッチは、足のサイズやひざの動きを計測し、クリートの取り付け位置を決めていく。

経験に頼っていたクリートの位置決めがスムーズにできるのは画期的

『クリートの位置を決めるにあたっては、古典的な母趾球の位置に合わるのを基本としながら、その後実際にペダリングしながら微調整していくという作業を繰り返してきた。同じシューズとクリートの組み合わせで使っているうちは、シューズの裏にマーキングすればベストなクリート位置に調整することはできるが、問題はシューズを交換したり、ペダルを変えたときだ。またゼロからやり直しになってしまうし、クリートの取り付け方ひとつでパフォーマンスに影響もある。
IDマッチのクリートフィットはバランスポイントを基準にクリート位置を合わせるが、一度足を測定してしまえばシューズやクリートを変えても正確にバランスポイントに合わせたクリート位置を再現できる。今まで経験則に頼ってきた部分が正確に基準に合わせられるのは朗報と言えるだろう。
逆にパフォーマンスがいいときのクリート位置をIDマッチのクリートフィットで調べ、それを次回から反映するという方法も考えられる。日本人は欧米人より足の指が短いので理想的にはクリートを前寄りにつけたいところだが、そうなるとシューズによっては理想的なクリート位置につけられないことも考えられる。シューズ選びの際に自分の理想のクリート位置が再現できるシューズかどうかを選ぶというIDマッチのクリートフィットの活用方法も考えられる。いろいろな形でシューズとクリートに関する問題を解決してくれる画期的なツールだと思う。』参考文献:Bicycle Club 浅野真則氏「体験してみての感想」

クリートフィットの具体的な流れ

1 バランスポイントを什器で計測

専用の什器を使い、足の長さ、幅を調べる。さらにフィッターが足の親指を持ち上げ、谷になっているところからかかとまでの距離(=かかとから中足骨までの距離)を調べる。これを左右同じように行う。測定はレーザーを使って行うため、かなり正確に測れる。
IDマッチ専用のアプリにこれらのデータを入力すると、バランスポイントにクリートを合わせるための数値(かかとからクリートのペダル軸の真上に来る位置までの距離)がわかる。

2 ティルトメーターで足とひざの位置関係調べる

ティルトメーターと呼ばれる機器を使い、一方の足を前にしてもう一方の足を後ろに引く。その状態で前後つま先立ちし、ひざを20度ほど曲げる。このときにひざが外や内に傾くかどうかをチェック。傾くようならクリートに角度をつける必要がある。
ペダル軸は常にまっすぐだが、足はショパール関節(横足骨の関節)の前後で足がねじれている場合があり、ねじれているとペダリング中にひざが内側または外側に傾く。この工程では足がねじれてひざがまっすぐ曲がらないケースに当てはまるかを見ていて、ひざがまっすぐ曲がらない場合はクリート装着時にカントをつける必要があると判断する。

3 クリートの位置を調整する

シューズを専用の什器に設置し、つま先からかかとまでが最も長くなる距離をシューズがまっすぐに履けている状態とする。ここにIDマッチ専用アプリで導き出されたクリート位置のデータに合わせてクリートを装着する。
クリート装着の際は、各ブランドに合わせたアタッチメントにクリートをはめて、レーザーに合わせて前後位置や角度を調整。基本的にはシューズの前後方向の位置に対して角度を付けないようにまっすぐ取り付ける。ティルトメーターの計測で角度をつけた方がいいと判定された場合は2度に満たない範囲でわずかに角度をつける。

シューズの多くは欧米人の足を基準に考えて作られている。日本人は欧米人に比べて足の指の長さが短いため、シューズによってはIDマッチの理想のクリート位置につけられないケースもある。日本人の多くは足指が短いため、バランスポイントが前のほうに来がち。そのため、クリートも前寄りにつける必要があるが、欧米ブランドのシューズはクリート位置がかなり後ろ側になっているモデルがあるため。このため、IDマッチはクリート位置が出るシューズを選ぶという使い方もできる。
IDマッチのクリートフィットはバランスポイントを基準にクリート位置を合わせるが、一度足を測定してしまえばシューズやクリートを変えても正確にバランスポイントに合わせたクリート位置を再現できる。
逆にパフォーマンスがいいときのクリート位置をIDマッチのクリートフィットで調べ、それを次回から反映するという方法も。いろいろな形でシューズとクリートに関する問題を解決してくれる。