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見た目でわからない!チェーンの交換はお早めに

2025年4月21日

スタッフブログ

最高気温が20度を超える日も多くなり、自転車にとっては最高の季節がやってきましたね。

本格的に暑くなる前にしっかり乗っておこうと思っているスタッフ川崎です。

 

さて今回は、自転車に乗っていると必ずおこる「チェーン伸び」についてです。

放置したまま乗り続けると大変なことにも繋がりかねない、重要なメンテナンスの1つになります。永らくチェーンの交換をしていないなあ…という方、ぜひご一読いただければと思います。

 

消耗品代表の1つ

見た目ではわからないため、意外と見落としがちなチェーンは消耗品代表の1つです。

自転車に乗れば乗るだけチェーンは摩耗して伸びていきます。一般的には約3000~4000kmで交換といわれています。

もちろん使用状況やメンテナンスの頻度により寿命は左右されるため、定期的に綺麗にしつつ、オイルを差すことが重要です。

しかしいずれは交換時期がきてしまうものです。

交換目安に到達した時点で、新品の物に交換すれば問題ありませんが、使い続けるとどうなってしまうのでしょうか…

 

チェーンが「伸びる」とは

そもそもチェーン伸びとは何か。金属でできているチェーンが伸びるというのは想像しにくいですよね。

実際は100以上あるチェーンのつなぎ目等が摩耗してできた隙間によって、全体の長さが長くなることから、伸びるという言い方をしています。

下の写真はチェーンを分解して、各パーツがどう組み合わさっているか並べてみたものです。

 

チェーンは4つのパーツが組み合わさっています

 

これらのパーツ同士が接触している箇所、そしてギアの歯によって各パーツが少しずつ削れて伸びていきます。

そしてただ伸びて長くなるだけではなく、横方向のガタが大きくなってしまうことも忘れがちなポイントです。

 

伸びたチェーンが及ぼす悪影響

①変速性能が落ちる

自転車の変速機(ディレイラー)は、変速機本体が左右に動くことでチェーンを脱線させてギアを変える仕組みとなっています。(ディレイラーの語源はフランス語のderailleur、「脱線する」という意味)

しかし先ほど説明したようにチェーンが伸びてガタが大きくなると、横の動きが柔らかくなり、スパッと隣のギアに移ってくれないという不調を招きます。

よって普段通りに変速レバーを押しても、ガチャガチャと音を立てながらなかなか変速しないぞとなるわけです。

さらには普通に漕いでいてもギアのあたりから、常にカチャカチャ音が鳴るようになってしまいます。

 

②歯飛び

「歯飛び」とは伸びたチェーンがギアの歯を必要以上に削った結果、噛み合わせが悪くなり漕いだ時にガタっと滑ってしまう状態のことをいいます。

例えばですが…

かなり使い込まれた物と新品の状態を並べてみると、削れ具合は一目瞭然です。

 

 

新品は歯の先が平になっています

 

ここまでなってしまうとギア関係全て即時交換になりますが、実際のところここまで削れていなくとも歯飛びは起こります。

特に伸びたチェーンを新品に変えたとき、スプロケットのどこかのギア(特に普段よく使っているところ)で歯飛びします。

こうなるとスプロケット全体の交換になるため、修理費用がさらにかかってしまいます。

 

③チェーンが外れる

これは歯飛びと同時に起こる可能性が高いと思いますが、歯飛びは主に強くペダルを踏みこむと起こります。

その結果ガタっと滑ったチェーンがうまくギアにかからずチェーンが外れ、場合によっては転倒…

考えただけでも怖いですね。

 

伸びたチェーンは百害あって一利なし

自転車に乗ると必ずチェーンは伸びていきますし、そのままだと機材を傷め、重大な事故にも繋がりかねません。伸びたチェーンは必ず交換しましょう!

当店ではチェーンがどれだけ伸びているかを測る「チェーンチェッカー」というものを使用して、自転車の点検時にチェックしています。チェーンの伸びが気になる方、是非1度点検にお越しいただければと思います。

またチェーン交換と同時にドライブトレイン洗浄をおすすめしています。チェーンが通るパーツ一式を洗浄・グリスアップするので、走りが一変しますよ!

当店ではドライブトレイン洗浄のコースに、Mac-Offのチェーン最適化コーティング(超音波による洗浄&オイルコーティング)を含めています。

チェーンの摩擦抵抗を抑えつつ、寿命を延ばしてくれるため、新品のチェーンに変える際におすすめです!是非1度お試しください!

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