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ディスクブレーキが奏でる音

2024年12月2日

スタッフブログ

今年もあと1ヶ月で終わりですね。今年も多くの方と自転車を通じてかかわることができ、とても充実した1年でした。いつもありがとうございます。どうも、スタッフ川崎です。

さて今回はディスクブレーキのトラブルについてブログを書かせていただきました。

というのも10月後半から暑さが和らぎ(そしていつの間にか冬になっていますが…)、新たに自転車を購入していただいた方や、また乗り始めた方が多くなりました。しかし、それに合わせてディスクブレーキが奏でる音もよく聞こえるようになったということで…!

ディスクブレーキの奏でる音とその対処法についてご紹介できればと思います!

 

「シュッシュッ」「カラカラカラ~」

わかりやすくするために、見出しは擬音語にさせていただきました(笑)。

車通りのない静かなところを走っていると、ふと「何か音がするな」と気付くことが多いこのパターン。ディスクブレーキのパッドとブレーキローター(円盤)が擦れている音になります。

原因としてはローターの歪みや、ホイールの着脱時に生じた若干のずれ(特にクロスバイク)、ピストンの不調など様々です。

 

 

通常は写真の通り、ブレーキパッドとローターに僅かな隙間があります

(この狭さがやっかいなのです!)

 

 

◎対処法 ※難易度が低い順に、で表記してしています(あくまで主観です)

時間を置く

長時間ブレーキをかけていた場合、熱によってローターが反ることがあります。冷めるまで時間を置いて、鳴らなければOKです!

 

もう1度ホイールを付けなおす

ホイール着脱時における若干のずれによって、ブレーキが擦ることがあります。両輪がしっかりと地面についた状態で、車体が斜めにならないようしながらホイールを付けてみてください。

 

ブレーキ本体の位置をずらす

擦らない位置にブレーキ本体を動かしてしまいましょう。(隙間が見えにくいので沼にはまったらもう………….根気です(笑)。

 

ローターの振れを矯正する

振れている箇所を工具で曲げます

③と同様に見えにくく、絶妙な力加減かつピンポイントで曲げる繊細な作業が求められます。

 

ピストンの掃除

①~④で治らない場合は、ピストンの不調です。ピストンに汚れが多く付着すると、ブレーキレバーを離してもピストンが元の位置に帰ってくれません。この場合は掃除するしかないでしょう!

 

 

「キキー」「パオーン」

動物の鳴き声のようにも感じますが、ブレーキの音ですよ(笑)。この音の原因は、水分、ブレーキパッド・ローターに付着した汚れや油分です。

 

 

◎対処法

乾いてから試してみる

雨の日は特に、湿気があると鳴ります。プロのレースでも雨の日は、すごい音が鳴り響いています。乾いた状態で鳴らなければOKです!

 

パッドとローターの洗浄

付いてしまった汚れや油分を落とせば鳴り止むことも多いです。当店ではMuc-Offの「ディスクブレーキクリーナ」を主に使用しています。(使用方法も割と簡単です)

この音はかなり鳴り響きますので、ぜひ1本は持っておくことをおすすめします!

 

 

おすすめです!

 

 

パッドの交換

洗浄をしても鳴り止まない場合は、パッドの交換をおすすめします。(この場合もローターの洗浄をしましょう)

ちなみにローターの洗浄は、家庭用の中性洗剤でも可能です!

 

 

「ガガガガ」「ギギギギ」

パッドがもうありません!!!

 

 

◎対処法

交換!!!!!!!!

 

 

右側のパッドが完全になくなり、土台も削れてしまっている状態です

 

 

パッドがない状態でブレーキをかけてしまうと、ローターへのダメージもかなり大きくなってしまうため、早め早めの交換がベストです。(厚みが0.5mm以下で交換です)

ただしパッドがある状態でのブレーキでも、ローターは少しづつ削れていくので、いずれは交換が必要になります。(こちらは1.5mm以下です)

 

 

まとめ

今回ご紹介した対処法の中で、の方法は基本的に、お店に任せるのをおすすめします。(複合的に問題が起こっている可能性もありますし、難しさもあります)

専用工具が必要な場合や、手順・方法を誤るとブレーキの故障にも繋がりかねません。

またエア噛みなど、ディスクブレーキのトラブルはその他もあったりします。「何かいつもと違うかも?」と感じたら、ぜひ1度点検にお持ちください!

 

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