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あなたがヘルメットを被る理由
2024年10月29日
秋になりサイクリング日和が続いていますね。あのあまりに暑かった夏に比べ、当店に足を運んでくださるお客様も多くなり、みなさん秋が好きなんだなあと感じているスタッフ川崎です。いつもありがとうございます。
さて、今回のブログはタイトルの通り、ヘルメットについてです。ただし、このメーカーのヘルメットはここがいい!という紹介ではありません。今一度ヘルメットを被ることについて考える機会をつくりたいと思ったのです。足を運んでくださるお客様が多くなると、ご使用になられているヘルメットを見ることも多くなります。「かっこいいなあ、素敵だなあ」と感じる一方で、「どのくらい長く使われているのかな」と疑問に感じることもあります。ヘルメットを被る方が安全だということに異を唱える人はほとんどいないでしょう。しかし自分のヘルメットが安全かどうかまで考えている人は多いでしょうか?
①大前提!ヘルメットは被ろう!
自転車に乗るうえでヘルメットの重要性は多くの方がご存じかと思います。令和5年4月1日から努力義務化されたことも記憶に新しいですね。警視庁のホームページにはこのような記載があります。
・自転車死亡事故の64.9%が頭部に致命傷を負っている
・ヘルメット着用なしの場合、着用ありと比較して致死率は2.7倍
間違いなくヘルメットを被るほうがいいですね。命に代わるものは何もありません。
私の経験談になりますが、過去に1度、前方不注意で曲がってきたバスと衝突したことがあります。事故直後、偶然近くを通っていた方が電話を貸してくださり、自分で両親に電話をかけたらしいのですが、全く記憶にございません。それどころかバスが来ていたことすら覚えていません(笑)。気が付いたときは病院でCT検査を受けていました。
その後全身打撲とそれによる発熱で入院となったわけですが、お医者さんからは「もしヘルメットがなかったらどうなっていたかわからない」と言われました。バスのフロントガラスもひび割れていたほどの衝撃があったようです。ヘルメットに命を救われた瞬間でした。
②すべてのヘルメットが安全なの?
さて、数多くのメーカーが様々なヘルメットを販売していますね。軽量なものから抜群のエアロ効果なんてものまでたくさんあります。当店ではトレックやOGKカブトといったメーカーが人気です。ただし、本当にすべてのメーカーのヘルメットは安全なのでしょうか?それをすぐに確認する方法があります。ヘルメットに貼られているシールを探しましょう!
自転車用ヘルメットには様々な安全規格があり、例えば・・・
・SGマーク(製品安全協会)
・JCF公認マーク(日本自転車競技連盟)
・JCF推奨マーク
があります。その他国によって基準は様々ですが、承認されているヘルメットにはシールが貼られていますので、ぜひご自身のヘルメットを確認してみてください。
※シールは絶対はがさないように!
下の写真は当店で販売しているヘルメットです。JCF公認のシールが貼られていますね。
③承認済みのヘルメットがあればOK?
ヘルメットも被っているし、承認シールも貼ってあるから大丈夫!と思った方、、、本当に「大丈夫」でしょうか?そのヘルメット、いつから着用し始めましたか?実はヘルメットには使用期限があります!一般的にヘルメットの有効期限は「3年」です。
基本的に屋外で使用するヘルメット、紫外線や雨だけでなく、汗や皮脂によって少しづつ劣化していきます。劣化が進んだヘルメットでは、万が一のときに想定される保護性能を発揮できない恐れがあります。また1度でも高いところから落ちたり、衝撃が加わった場合も同様です。何事もなく一見綺麗な見た目をしていたとしても、早めに買い替えをしましょう!命に代わるものは何もないのです。
④さいごに
今回のブログでは改めてヘルメットを被ることの意味について、簡単ではありますが説明をさせていただきました。ぜひ安全なヘルメットを着用して自転車に乗っていただきたいと思います。メーカーも数多いですし、例えばトレックのヘルメットは1年以内であれば、いかなる理由で破損したとしても交換できる保証(クラッシュリプレイスメント)もあったりします。店頭にないメーカーでも取り寄せが可能なものも多くあります。新しく新調する場合や、買い替えなど遠慮なく当店にてご相談ください!